僕の勤めるブラック企業の若者達にもそれなりに頭の良い子がいます。
間違って入ってしまったことを後悔しながらも、とりあえず3年と言う目的を持ち頑張り続けたんです。
理由を聞いてみると、「俺、家が欲しいんですよ、勤続3年で家のローンが組めると知ったのでとりあえずあと1年頑張ります」と言う。
それを聞いて「お前、目的が出来たんだな、だから最近目の色が変わったんだ」と言うと。
若い子「バレました?」と苦笑いしていました。
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ブラック企業にいても勤続3年あれば住宅の購入は出来ます
惰性では無く辞めないなら目的を持つこと
何が悪いってブラック企業にダラダラといたり、目的も無く精神がおかしくなるまで居るのは問題だと思います。
ここは惰性しちゃいけないところなんですよ、やるならやる、辞めるなら辞める。
ここはキッチリとしましょう。
いくらブラック企業であってもそれなりにお給料を頂ける会社は、それなりの利益を確保しながら決算をしているので会社員は問題無く住宅を購入するためのスタートラインに立つことは出来るのです。
ただ、年収300万以上ぐらいからですけどね。
今回若い子が我慢しながらも仕事を続け家を買った最大の理由は「嫁と子供に一軒家を」と言う目的が自分の中で励みになったそうです。
現在は退職していますが時折会うことがあるので当時の話を聞いてみました。
辞めた理由はブラックだからでしょ?
彼は27歳の時に会社を退職しました、まだまだ遊びたい盛りの23.4歳頃に求人雑誌を頼りに面接に来てその場で採用され次の日から出社。
プータローをしていてお金が無かったようです(笑)
まだ独身でしたし気楽なもんでした、仕事もすぐに覚え始めましたし、センスも良かったのです。
おまけに会社から一番近いところに家があり、通勤も5分ぐらいと言う恵まれた環境にもありました。
そんな彼も若いときからずっと付き合い続けてきた彼女と結婚し、翌年子供が出来ました。
最初のうちは、パパ頑張れ~なんて言ってたんですがこの頃から会社のブラックぶりに気がついていつまでも国民健康保険でいるのが嫌だったらしくよく文句を言ってましたね(二人の時は)
ところがある日を境に顔色も良く、目付も変わるのです、こういう事って歳を取るとすぐに気がつきます。
ほどなくして家を購入して退職したんですが、その頃の話を聞いてみました。
僕「辞めた理由はブラックだから嫌だったんでしょ?」
若「違いますよ、第1の理由は家が買えたからですよ」
僕「え??ブラックで嫌じゃなかったの?」
若「それも確かにあったんですけどね、体って不思議なんですけど目的を持つと慣れちゃうんですよ」
僕「あっ、それは気持ちがわかるな」
若「目的が家を買うまでって期限を決めると頑張れるんですよ」
僕「なるほどね、明確な目的って確かに大事かもな」
若「おかげで今はフリーランスでやってて外から会社を見ることでブラックでも金さえ貰えれば手伝っても良いか?なんて考えますね」
僕「なるほどなそれも面白い考えだね」
若「今、会社とは立場が対等じゃないですか?だから理解も出来るんですよ」
僕「ほぉ~、それでも今いる奴らは皆辞めたがっているけど中々行動しないよ」
若「目的がないからなんだと思いますよ、ただ嫌なだけでどうしたら良いのかわからないだけなんじゃないですか?」
こんな話を聞いてつくづく人って立っている環境に対応した目的って必要なんだと思ったわけです。
少ない給料でも家が買えるって言うだけでブラックとか関係無しに買えたら辞めるって目的を持つだけで前へ進めるんですね。
辞めないなら目的を明らかにせよ
ブラック企業最低、最悪~なんて愚痴言ってても始まりませんよね。
辞めるならさっさと辞める、辞めないならキチッと目的を持ちましょう、目的を持つことによって嫌な仕事、嫌な上司、嫌な残業などは意外とどうでも良くなるのかも知れません。
目的があれば「そのうち見てろよ、目的達成したら辞めてやるよ」って気持ちがあるからこそ頑張れる。
ハングリーとまでは行かなくてもこういう気持ちって大事だと思いませんか?
今回の彼は、住宅購入の審査に合格して銀行からの融資手続き完了後、すぐに退職しましたからその行動力は見事としか良いようがありませんでした。