通常使えない社員やふざけた社員(遅刻や欠勤)は会社側から出ていけと言わんばかりに自己退職へ追い込まれたり嫌がらせをされるわけです。
もちろん社員が体調を崩したり、怪我をして何ヶ月も入院なんてことになれば自己退職へ追い込まれたりもします。
ところが逆に辞めさせられないと言うケースもあります(というかそんなケースばかりですが)今回はそんな所のお話をブラック企業側の視点でお話しましょう。
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採用するコストがバカにならないので辞めさせない
求人広告を出すコストって知ってます?
これは求人広告を出す側からの視点ですが、紙媒体の求人広告に掛かる費用って年間を通してすごく掛かるんですよ。
いや想像出来ないかも知れませんがマジでめちゃくちゃ掛かるんです。
雑誌(地域の普通の雑誌です)の枠の大きさが縦4センチ横5センチぐらいの小さな枠でも最低5万円ぐらいからがスタートでしかも掲載期間が1週間なんてのはザラなんですよ。
それで定着してくれる社員がいれば良いんですがたいていはすぐにやめてしまいます。
恐らく100人の希望者がいて使えると感じるのは1人とかそんな感じなんです。
ですから最低2週間、もしくわもっと大きなサイズで広告を打つことを考えると一人分の給料が簡単に広告に消えてしまうわけなんです(一ヶ月でね)
このコストがめちゃくちゃ痛いんですよ。
だから簡単に辞めさせません。
コストの他には教育も関係する
初心者であってもその日のうちから仕事が出来るマニュアル化されたライン工程のような仕事であれば問題はないんです。
ところがほとんどの会社ではマニュアル化していたとしても覚えるのに最低1ヶ月ぐらいは掛かると思うわけでこの期間は全く売り上げに貢献していない状態どころか人の足をひっぱるような期間なんですね。
ですから、コスト的に考えると一人の社員を雇いそれなりに動けるようにする為に会社は先行投資で紙媒体の広告と教育する時間とお金がコストとして掛かります。
勿体無い元を取るまで酷使しろ
上記のような理由が企業側にあります、これはブラックであってもホワイトであっても基本は同じです。
ところがブラック中小企業にはお金と言う体力が不足しているのです、ホワイトのように体力があるわけではないんですね。
これにより、少なくとも掛けたコストは回収に掛かるわけです。
そうしないと会社が潰れますからね、まさしく「俺が嫌な思いするならお前が嫌な思いをしろ」と言う精神なんです。
だからこそ、ブラック中小企業に間違って入ってしまったら喧嘩しないですぐに退職しないと自分の精神が病むまでコキ使われてしまいます。
簡単に会社を辞めさせるなんて「勿体無い」んですよね。
使える社員はもっと辞めさせません
反対に使える社員は辞めて欲しくありません、さすがの僕でも辞めて欲しくないです。
なぜなら仕事が出来る人であったり、売り上げに貢献してくれるわけですから自分の身の安全の為にもいてほしいです(切実)
会社側から言わせるとまさにドル箱、こういう社員にはもちろん社長は優遇しちゃいますが、それでも仕事のキツイところは変わりません、お給料が増えるだけの話、世の中にはお金はもういい、休みが欲しいって人多いですからね。
まとめ
いかがでしょうか?ブラック企業が社員を簡単にやめさせない理由はコストと教育に問題があるとわかったでしょうか?
苛めたいわけじゃないんです、辞めてもらうとコストが見合わないからっていうのが正解です。
うちの社長も良く言っています、「あいつがあと3ヶ月仕事してくれれば取り合えずペー出来るな」と・・・